審美治療-小田原市の歯科・歯医者なら「いちかわ歯科医院」|鴨宮駅徒歩7分

丁寧な治療。小田原市の歯科・歯医者なら当院へ。

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【診療時間】9:00~13:00 / 14:30~18:30(土曜午後14:30~17:30)
【休診日】木曜・日曜・祝日

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審美治療

健康重視の審美治療(審美修復)

審美治療とは、歯の白さや歯並びといった美しさに焦点をあてた歯科医療全体を指す言葉です。歯の機能を修復するためのみならず、「笑うと銀歯が見えて気になる」「白い歯になって笑顔に自信を持ちたい」というお悩みに応えるために、さまざまな素材や治療方法が登場しています。

ただし、きれいに見せるためだけに健康な歯を削るようなことは、あまりお勧めできません。当院は、あくまでも歯の健康や機能を重視した審美治療にこだわりたいと考えています。

しかし、審美的なことは様々なご要望がありますし、健康な歯を削ったり抜く治療が必要と判断されるケースもあります。歯の健康を大切に思うのと同じように「患者さんの思い」を大切にして治療にあたります。

患者さんの希望や機能性を重視して素材を提案

審美歯科修復の素材や方法はさまざまで、お口の状態やご希望に応じて選択します。
セラミックを使用すると自然できれいにできますが、費用がかかるデメリットがあります。プラスチック素材のものは安価で健康保険で対応可能ですが、美しさや清潔性、適合性では保険外(自費)の修復物にかなり劣ります。

審美性を重視してお勧めできるのは、オールセラミックやメタルボンドの修復物なのですが、奥歯(小臼歯、大臼歯)の治療など、見た目より強度や口腔内の馴染みが大切になるケースは、白金加金や金など金属を使用した修復物をお勧めすることもあります。また、できるだけ費用をかけたくない希望であれば、健康保険で対応可能なプラスチックを使用した修復を行います。いずれにしても、それぞれのメリット、デメリットを理解したうえで決めていただくようにしています。

当院の審美治療で使用するメニュー・素材

オールセラミック:ジルコニアフレーム+セラミック

ジルコニアという固い素材の上を白く透明感のあるセラミック(陶材)で被覆したものです。内部に金属を一切使用していないため自然な色合いが再現でき、表面のセラミックは色調を自由に調整できるため審美性に優れていることから、主に前歯の冠(クラウン)に適しています。また、ブリッジにも使用可能です。ただし強い力が加わると破損する恐れがあるため、歯ぎしり、食いしばりのある方や噛み合わせに問題がある方はお勧めできないことがあります。

<オールセラミックのメリット>

  • 天然歯に近い色調の美しい歯にすることが可能
  • 色素や歯垢が付着しにくく、変色がなく清潔に保てる
  • 金属を使用しないため、歯肉の変色や金属の露出がない
  • 金属不使用なのでアレルギーが起こりにくい

<オールセラミックのデメリット>

  • 衝撃で割れることがある
  • 歯を削る量が比較的多い
  • 保険外の治療なので費用がかかる

オールセラミックインレー:セラミックのみ

白く透明感のあるセラミック(陶材)を使用した詰め物、被せ物です。内部に金属を一切使用していないため自然な色合いが再現でき、審美性に優れています。主にインレーという詰め物を使用しています。強い力が加わると破損する恐れがあるため、歯ぎしり、食いしばりのある方や噛み合わせに問題がある方はお勧めできないことがあります。

<セラミックインレーのメリット>

  • 天然歯に近い色調の美しい歯にすることが可能
  • 金属不使用なのでアレルギーが起こりにくい

<セラミックインレーのデメリット>

  • 衝撃で割れることがある
  • 保険外の治療なので費用がかかる

セラモメタル

金属の上を白く透明感のあるセラミック(陶器)素材で覆い、しっかり焼き付けたものです。内部に金属を使用することで強度を上げられます。表面のセラミックは色調を自由に調整できるために天然歯に近い色調や質感を再現でき、長年の実績がある方法なので多くの患者さんがよく選択される治療法です。強度があり設計の自由度が大きいので前歯、臼歯ともに、またブリッジに使用できます。

<セラモメタルのメリット>

  • 天然歯に近い色調の美しい歯にすることが可能
  • 表面硬度が高く摩耗しにくい
  • 色素や歯垢が付着しにくく、変色がなく清潔に保てる
  • 金属フレームなので強度と粘りがあり適合が良い

<セラモメタルのデメリット>

  • 衝撃でセラミックが割れることがある
  • オールセラミックに比べて、透明感はわずかに劣る場合がある
  • 保険外の治療なので費用がかかる
  • 金属アレルギーを起こす可能性がある

ジルコニア

白色のジルコニアという素材を削り出し、または鋳込む方法でクラウン(被せ物)インレー(詰め物)として加工するもので、人工ダイアモンドといわれるように硬く強度がある素材です。奥歯の治療や歯ぎしりをされる方に使用可能ですが、硬すぎるため歯根や、噛み合わせる相手の歯にダメージを与える場合があります。自然な白さですが、正確な色合わせは困難なので主に奥歯に使用します。

<ジルコニアのメリット>

  • 丈夫な白い歯を奥歯に入れることができる
  • 色素や歯垢が付着しにくく、変色がなく清潔に保てる
  • 金属を使用しないため、歯肉の変色や金属の露出などがない
  • 金属不使用なのでアレルギーが起こりにくい

<ジルコニアのデメリット>

  • 天然歯より固いため、歯根や噛み合う歯がダメージを受ける場合がある
  • 色調を正確に合わせることは困難である
  • 保険外の治療なので費用がかかる

硬質レジン前装冠

金属冠の前面に硬質のレジン(プラスチック)を貼り付け、審美性を確保した冠(クラウン)です。
金属の強度があるので前歯、奥歯のクラウンはもちろん、ブリッジに使用できます。表面がプラスチックなので透明感や質感はセラミックと比較して劣りますが、歯冠修復用の金属は若干の弾性と粘りがあり、すり減っていくことで歯に対する馴染みが良くなることも期待できるので体に優しい素材です。

<硬質レジン前装冠のメリット>

  • コストを抑えて強度のある白い歯が可能で、前歯は健康保険で対応できる(健康保険で使用できる金属は金銀パラジウム合金になります)
  • 金属面で噛み合わせるので、自然な咬耗(すり減り)が期待できる
  • 被せた歯や噛み合わせる歯に負担がかかりにくい
  • 金属フレームなので強度と粘りがあり適合が良い

<硬質レジン前装冠のデメリット>

  • 衝撃でプラスチック部分が割れることがある
  • 自然な感じや透明感はセラミックに劣る
  • プラスチック面に色素や歯垢が付着しやすく、経年的に変色がみられる
  • 金属アレルギーを起こす可能性がある
  • 奥歯に使用するときは保険外の治療になる

CAD/CAM冠

歯冠色のプラスチック系素材を削り出してクラウンにするものです。
前歯、小臼歯、歯の状態によって第一大臼歯まで健康保険の適応ですので、費用を抑えて審美的な修復が可能です。

<CAD/CAM冠のメリット>

  • 費用をかけず白い歯を入れられる
  • プラスチックなので被せた歯や噛み合わせる歯に負担がかかりにくい

<CAD/CAM冠のデメリット>

  • 丸被せになるので切削量が多い
  • 固いものを噛んだ衝撃で割れることがある
  • 自然な感じや透明感はセラミックに劣る
  • 色素や歯垢が付着しやすく経年的に変色がみられ、強度も低下する

コンポジットレジン充填

被せる治療ではなく、むし歯や変色した古い詰め物を除去して削って詰める物です。ほとんどのケースで健康保険が適用され、多くの費用と時間をかけず治療を完了できます。

参考:使用する金属材料について

金合金・白金加金

貴金属(プレシャスメタル)といわれる金、そして金に白金を加えた白金加金は正確な鋳造により適合の良い修復物を作成できます。
また、金属の組成にも多くの種類があり、使用する部位や修復物の種類によって適切なものを選べます。

耐久性に優れていて、天然歯に近い硬さと粘り、弾性があるため歯に優しく馴染みやすい材料ですが、金属のみでは見た目が悪いと思われる場合はセラミックや硬質レジンを併用して使うことで審美性を持たせられます。
なお、当院のセラモメタルクラウンに使用するのは、この金属に準ずるセミプレシャスメタルです。

金銀パラジウム合金

健康保険が適用できますが、審美性に欠けるため奥歯など目立たない部位の治療に適しています。
また、前歯は硬質レジンを張り付けた硬質レジン前装冠として審美性を確保して使用します。

銀合金

健康保険が適用でき安価ですが、変色することがあり審美性に欠けるため、奥歯など目立たない部位の治療に適しています。金銀パラジウム合金より柔らかく歯には優しい素材なので、負担をかけたくない部位に使用します。

ウォーキングブリーチ

むし歯、外傷などが原因で歯の神経(歯髄)を除去すると、多くの場合歯の色が褐色から黒い色に変色します。これは抜髄(歯髄を除去する処置)の際の出血によるもの、さらに歯髄を除去した歯(失活歯)は例えると生木から枯れ木の状態になるので、外部からの色素侵入が大きくなるためと考えられています。前歯の場合はこれが審美的に問題になる場合が多々あります。

ウォーキングブリーチとは、根管治療をしっかり行ったあと歯の中にホワイトニング剤を入れ、変色した歯を内側から白くする方法です。歯の中にホワイトニング剤を入れた状態で数週間を過ごすことから、「歩きながら行うホワイトニング=ウォーキングブリーチ」という名称が付いているのだと思います。

歯の中(髄腔内)にホワイトニング剤を入れた状態で、仮封(セメントなどで仮のフタ)をし、約7~10日後に来院していただきます。効果を写真の比較で確認し、さらなる漂白の必要があれば再度行います。歯が白くなったら歯の裏側に開けた穴をふさいで完了です。歯の神経(歯髄)を除去しているので、治療中の痛みは生じません。

費用は1回につき6,600円(税込)で、通常2~3回の治療で効果が見えたら終了します。
※必要があればむし歯や歯周治療を行った後の施術となりますのでご了承ください。